SA-CHiN☆★☆の ケ・セラ・セラ日記 plus

しっかり者のHIRO☆★ と 尚兄ぃ&実ぃの成長、ちゃらんぽらんなSA-CHiN★☆の記録

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ ねならむ
                    うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす



       ?H3>  つらしとて 恨みかえすな 我れ人に 報い報いて はてしなき世ぞ

         人から受けた仕打ちが自分にとってどんなにつらく苦しいものであっても

 

                    決して相手を恨んではいけない。

 

         恨みから、相手に仕返しをすれば、相手もまた同じように自分に仕返しをする。

 

         次から次へ、恨みや仕返しが繰り返されるようなことは慎まなければならない。

 

              人を許す気持ち~徳~を持つことこそ肝要である。



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尚兄が中1の時のこと。
          同級生とのトラブルがあって、その子の母親を交えて話す機会がありました。

 

          同級生に所有物を取り上げられ、嘘で振り回され、

 

          事件発覚から解決までの3カ月というもの、

 

          正直なところ腹が立って、夜も眠れない日々でした。


          相手のお子さんのことを私は信頼していましたし、

 

          尚兄自身も”親友だ”と思っていた同級生でしたから

 

          尚兄にとっても 私にとっても とても残念な出来事でした。


          子どものやること…経験の浅さから判断を誤ることもありましょう。

 

          嫌な思いをしながら、言われるがままに渡した尚兄も愚かでした。

 

          でも、それ以上に、平気で嘘を言っているその同級生に

 

          「どうしてそんなことを?」

 

          と、問い正し、心の底から反省して欲しかった。


          お互いから事情聴取した内容を突き合わせて、矛盾点を指摘すると、

 

          記憶の曖昧さが否めないながらも、誠実に答えたであろう尚兄に対して、

 

          同級生は、嘘を認めず、嘘を重ね、反省もないままでした。

 

          そんな中で学校の先生方が

 

          「お前(同級生)のその行動は変だぞ。考えてみろ…。」

 

          と同級生に詰め寄る場面がありました。

 

          先生方は状況をきちんと理解してくださっている…と安堵しました。
        

 

          親の贔屓目というものがありましょうが、

 

          HIROは、贔屓目の前に尚兄を厳しく問い正しました。

 

          ですが、その同級生の母親は、

 

          「うちの子が一生”汚名”を背負って生きることは認められません!」

 

          と強く否定されました。


          今後、彼(同級生)が同じような悪事を起こさぬようにと

 

          反省の場を設けたのに過ぎないのに…。


          中学校の先生方も、年末年始の慌ただしい中をご尽力くださったようですが、                  
          時間がかかりすぎたこと、精神的ショックの大きさから、

 

          「これ以上話し合いを長引かせるのは家族にとって得策ではない」

 

          と判断したHIRO(おとうさん)が相手方に再度の面談を申し出ました。


          子ども間で受け渡しされた物は、同級生の母親を通して返ってきましたが、
     
          その口から出た言葉は

 

          「受け取ってしまってすみませんでした。」


          がっかり・・・です。

 

          母親のその同級生に対する愛情は分かりますが、それでいいのでしょうか?

 

          親ならば、わが子が二度と同じような悪事を働かぬように

 

          反省させ、謝罪をするのが本当の姿ではなかったでしょうか。


          所有物が戻り、形式的な和解をして暫く経った頃、

 

          その同級生について、たまたま他の同級生の親から話を聞くことがありました。

 

          悪い話を耳にしていなかったのは、私たち親子ぐらいだったかもしれません。



          いろは歌から許すことの寛容さも大事と教わりながらも、

 

          「もう少し詰問して本当の反省を導き出せていたら、

 

          彼(同級生)の今後のためになったかもしれない…」

 

          と思う今日この頃です。

 

                 
                         
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イラスト提供 :素材屋ロロさん