SA-CHiN☆★☆の ケ・セラ・セラ日記 plus

しっかり者のHIRO☆★ と 尚兄ぃ&実ぃの成長、ちゃらんぽらんなSA-CHiN★☆の記録

レスキュー隊 … 一人でも多くの命が救えますように!

このところ、大きな災害アジアで続いて発生しています。

 

3日未明、ミャンマーを通過したサイクロン”ナルギス”の爪あと
国土の大半、殊にイラワジ川流域が水没している衛星写真は、素人の私が見ても、
その規模や勢力が想像をはるかに上回り、如何に大規模であったことか、
感覚的に分かりました。自然の猛威に、ニュースを見ながら身震いしていました。
軍事政権が人的援助を断っていて、復旧が遅れているそうです。
それに加えて、現在、ミャンマーは雨期…。
コレラ発生のニュースも今夜、流れました。
復旧の目処は立つのでしょうか…。イメージ 2

 

そして、12日午後2時半頃(現地)、中華人民共和国四川省汶川で発生した大地震
                               (四川省地震)
テレビや新聞から伝わってくる情報は、こちらも壮絶なものです。
手元にある地図で、成都市を東京に見立てると、青川県は新潟手前、
震源地は概ね長野の辺り。長野の辺りで起きた地震の影響で、東京まで
壊滅的な被害を受けた、ということになります。
(震源地の辺りは山脈の色模様だけしか記載されていませんでしたので、
あくまで報道の地図と比較しての大体の位置ですが…)
単なる地図の縮尺度でいえば、九州南端を震源地(汶川)とする地震波が、
北海道の小樽(北京)あたりまで伝わったことになります。
地震規模だけでも信じられないほど、大規模…。
(しかも地震波は地球を2周半、巡ったと算出されています。恐るべし…。)

 

勿論、人々が住んでいた建物の構造や耐震に関する中国と日本の違いは
あるのでしょが、阪神淡路大震災よりもかなりの広域に…甚大な被害が
及んでいるかもしれません。阪神淡路の時もそうでしたが、ニュースを
聞くと、涙が止まりません…。イメージ 3

 

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そんな思いを感じていた昨日のこと
 
尚兄から

     尚兄:「Jパパに学校で会ったよ。
      オレンジのレスキューの服を着ててさ、
      『今から中国に行くから、子ども達に会っていこうと思って…。』
      って言ってた。」

と聞きました。

 

Jパパは私と同じマンションに住んでいる元気のあるお兄さんみたいな父親で、
消防士(ハイパーレスキュー隊員)です。
新潟地震の時にも人命救助に赴かれました。
今回、日本政府が派遣した国際緊急援助隊の第1陣31名の一人として、
召集がかかり、15日の18:10に北京に向けて成田空港を飛び立ちました。
今日の未明、北京→四川省省都(成都)→被災地の青川県へと移動し、
到着次第、救助活動を行なっています。
子煩悩な Jパパのこと、子ども達の顔を見て
「絶対に帰ってくるぞ!」
と強い決意をされたことでしょう。

 

尚兄は、

       尚兄:「頑張ってきてね!」

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と直接、お話したそうですが、

 家に帰り、改めてニュースの映像を見て、

 

      尚兄:「あんな瓦礫の多いところ、…危険なところに
                      Jパパは行ってるんだね…。
      命に気をつけて、救助活動できますように。」
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と呟いていました。

 

その後、21時過ぎのNHKニュースだったかな?

 偶然、出国前にインタビューを受けるJパパの姿をテレビの中に見つけました。

 

  Jパパ:「一人でも多くの人を救出できるように努めます。」
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 と話しておられました。

 

”Jパパらしいな…”と思いつつも、

 

”大変危険を伴う任務。どうか怪我なく任務を果たして帰国して…”

 

と祈らずにはいられませんでした。

 

留守を守る Jママのご心配たるや…私なぞ、オロオロするばかりです。

 お子さん達もニュースを見る度、

 何かしら不安も感じつつ、

 子煩悩な父親の活躍を誇らしく思うのでしょう。

 

"大丈夫"パワーを日本から送ろう!!
     
援助隊地震の経験を生かした救助活動をされることでしょう。
アンモニア二酸化炭素を測定して生命反応を探る機材により、
生き埋めとなった被災者を捜索でき、人命救助犬3頭も同行しているそうです。
外務省・海上保安庁消防庁警察庁の職員らで主に構成された第1陣は
救命や消防、医療、通信などの専門スタッフ31人。
被災地に到着次第、現地の情報を収集し、状況を把握した上で、具体的な
活動計画を立てるそうです。
ただ、既に地震発生から4日目に入り、加えて担当する青川県では
大半の家屋が倒壊しているとされ、救助活動は難航が予想されています。
人が生存可能とされる72時間が日本出発する時点で過ぎているのが
気懸りですが、一人でも多くの命が救えることを願っています
                (16日には第2陣が出発しました。)

 

 
それにしても、今回、素人の私が考えるだけでも、様々な問題が露呈しました。

 

①被災者が頼りにしている現状を伝える報道…テレビ・ラジオ・WEB情報・新聞
      初動が難しい状況だったとは思います。
      「化学工場の爆発」という噂や、「飲料が無くなる」というデマを
                      信じた被災者の略奪行為。
      道路の寸断や橋が落ちたりで、被災者の避難情報が少なかったこと。
      情報管理の難しさを覚えました。
      「何処に何があるか?」
                                 …被災者には具体的な情報が必要だと思いました。
   
建物等の耐震構造
      本来、災害時の避難所となるべき学校施設の崩壊が多発。
      集団生活の場が災害現場となったこと。
      …この点は、日本の教育現場も似たような状況にあるということ。
      子ども達のためにも、被災者(なりたくはないが…)のためにも、
                     早急に耐震工事をしてください!
      レンガや木造建築が多く、鉄筋使用等が少なく、耐震基準が低かった
                     こと。 

 

ライフライン(電気・ガス・水道)の復旧がやはり大事。
      阪神・淡路大地震新潟地震の時に、強く認識しましたが、ここでも
                      同様でした。
      でも、ここまで大きな地震となると、早急な復活は難しいのでしょう。
      となると必要なのは食料・飲料水・医薬品、簡易のテントやシート毛布
                      …等々の生活物資。
      物資が届いている場所と、届いていない場所があるようです。
      
家族の安否に関する情報が得られない。
      日本では、伝言ダイヤルや張り紙・メモが消息を知る大事な手段。
      電話が使えない、情報が無い。
      …震源地が山の多い土地柄だったこと、被害が甚大だったため、なす
                     術がなかった?

 

支援・・・経済支援・人的支援
      人命救助犬の活躍やハイテク機器、海外からの支援協力をいち早く受け
                      入れられたら…。
      ボランティア個人で出来ることは小さいけれど、結集すれば大きな力に
                      成り得たはず。         

 

     イメージ 7

世の中で最も大切なものは、お金でも名誉でもなく、命だと思います。

 

被災された方々の命が、一人でも多く助かりますように。

 

各国からの人的支援のさきがけとしての活躍も大事ですが、

 

援助隊の皆さん、くれぐれも安全を確保しつつ、ご活躍ください。

 

そして・・・

 

餃子問題等、靖国問題チベット問題等 抱えている問題もあるのでしょうが、

 

日本と中国の文化や政治の壁を越えて、人としてのつながり、命の大切さを礎に、

 

中国の人々と、本当の隣人となれますように。

 

 

 

わが家でも、Jパパや援助隊の皆さんが無事にご帰還されることを祈っています。 

 

Jパパ、お気張りやす!!

 

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チマキャラ提供♪:素材屋ロロさん