り〜郷中教育〜
― 克己心を奮い起こして正義と人道を守り通せ ―
と理解できるはずなのに、
「あいつは どうしようもないヤツだから 無視しろ!」
という先生を含む大人たち や 子どもたち。
尚兄ぃは、そんな子ども相手でも
「友達になりたい。」
と言っていました。
でも、その子は尚兄に対してちょっと暴力的。
「危険行為はやめるように、ご指導いただけませんか?」
と申し出たら、
いつの間にか 尚兄ぃが親にチクった悪い奴になっていた。
どこで、そうなったんだろう?
「”友達になりたい”って思うのは、悪いことなんだろうか?」
と、問う尚兄ぃに、
「今のあの子と友達になるのは、無理だ。距離を置きなさい。」
。。。当時の私は、先生と同じ言葉を 尚兄ぃに伝えた。
取捨選択の上、偏った情報に耳を傾け、
徒党を組んで 足りない頭で判断する子どもたちに 腹が立つ。
そして、一番腹が立つのは、
正しいことではないと分かりつつ、
だらしのない先生と同じことを伝えた自分だ。
「今は距離を置くけど、
いつか仲良くなれるといいな。」
と、前向きな考えを伝えた尚兄ぃの言葉だった。
日本人の倫理観、何処にいったのだろう?
と思わせられるような出来事が 昨今 とても多いと思います。
学校の授業で、『倫理』は軽んじられていませんでしたか?
私の子どもたちが中学生だった時、
『倫理』の授業は主要科目の補講等に充てられることが多いようでした。
『倫理』の教科書を開いたことが無いと言っていた学年もありました。
「最近の子どもたちは…」と言うことなかれ!
子どもを育てるのは、親の…大人の役目だったはず。
今は、子どもが自分で学ばなければならない過酷な時代かもしれない。