SA-CHiN☆★☆の ケ・セラ・セラ日記 plus

しっかり者のHIRO☆★ と 尚兄ぃ&実ぃの成長、ちゃらんぽらんなSA-CHiN★☆の記録

く〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
                                                 うゐのおやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

                   つづらおり 

    🌱苦しくとすぐ道を行け九曲折の 末は鞍馬のさかさまの世ぞ🌱

 

       たとえどんなに苦しくても、悪事を行ってはいけない。

 

         まっすぐな道を行き、正しいことをしなさい。

 

    もし九十九折の道のように曲がりくねった道を歩ゆんだり、不正をすると、

 

       その末路は 鞍馬山の暗い道から深い谷に逆さまに落ちるように

 

         必ず自分の身を滅して、ひどい憂き目に合う。


 
        ー良心をもって正しい道を歩んでいくことが肝要ー

 

  
            イメージ 1

 

強盗・殺人・詐欺・万引き・煽り運転・ハイジャック・立て籠り・過失致死…

自分の身を滅ぼすような《悪事》を思いつくまま挙げてみた。

      意外に犯罪名がすっと出てこないのは、

      自分がのほほんと生きているからなのか?

      無知が故なのか?

 

私は、どんな場合でも

「悪事の始まりは、小さな嘘なんじゃないか」

と思っています。

自己保身、自己正当化をしたいがために ついた嘘を

更に 嘘で塗り固め、

そのうち、嘘でコーティングされた人は、

更に 大きな嘘にまみれていく。

でも、大きな嘘は 行き当たりばったりが故に 緻密さに欠け、

どこかに隙間や亀裂があり、
いつかは綻び、嘘でできたお城は崩れ落ちてしまう…

…この瞬間こそが、自分の身を滅して、ひどい憂き目に合う時なのです。

だから 嘘つきは泥棒の始まり …という言葉が生まれたのでしょう。

 

でも、嘘には、悪事に繋がる悪いと、

       相手を思ってつく優しい嘘

と二通りあると思う。

確かに… 私利私欲を以って、

自分の得のために人を陥れるような悪事を働けば、

まっさかさまに闇の中に落ちていくことでしょう。

でも、真心を以て、相手を思ってついた優しい嘘

というのがあっても、私は良いと思うんだけどなぁ。

どう 考えますか?

 

 

            イメージ 2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
                                                 うゐくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

 

    🌱思ほへず違うものなり身の上の 欲をはなれて 義を守れひと🌱
 
        思いがけず、道を踏み外してしまいやすいのは、
 
         私利私欲の闇に陥ってしまっている時。
 
          私欲で曇りそうになりながらも
 
          心の鏡に映して 自分を省みれたら
 
       きっと迷うことなく 正しい道を歩めるだろう。
 
         日頃から用心し、心を磨きなさい。


 
        ーわが身の私欲から離れて、正義を守って行動せよー

 

  
            イメージ 1

 

神戸市の東須磨小学校で、教師4人による同僚に対する『イジメ』があった

と 報道されています。続報がまだ出てきそうな状況ではありますが、

出てくる話題を 耳にする度、

これは『イジメ』じゃないでしょう!『暴行事件』じゃない!

と腹が立ってなりません。不快でなりません。

   何故、カレーを目に入れる必然がある?

   何故、買ったばかりの車の上に登る必要がある?

 

悪行の数々(暴言・暴行・器物損壊・セクハラ・パワハラ…)は、

幾多も報道されていますから、

私が特筆する必要は無いと思うので、割愛しますが、

不思議に思うのは、何故 このような悪行が罷り通ったのか?です。

 

子ども間のイジメ問題が 話題になっても、学校や教育委員会

「認識されていなかった…」という報道を耳にしては 残念に思うばかりですが、

今回は更に事情が違います。

 

悪行の現場が「小学校」という教育現場

行なった加害者の面々が 範をを教えるべき「教師」だったこと。

    被害者もまた「教師」であること。。。

 

子どもたちに「イジメは良くないこと」と説く教師が

明かに 人道に外れた言動を 何故行なったのでしょうか。 

 

加害者の声として、

   「悪気は無かった」

   「自分が面白ければ良かった」

   「ドッキリ(感覚)」

等の言葉が上がっているようです。

加害者にとって、単なるおふざけでも、

相手(被害者)が「辛い」「これはイジメだ」と認識した時点で

その行為はおふざけではなくなるのです。

 

イジメおふざけかの境界線は、このように個人差があるように思います。

◯年末にシリーズ化されているテレビ番組で、

ハリセンでお尻を叩かれてたり、頬を張り倒されたりする場面がありますが、

ここ何年もわが家のテレビに映されていますが、私は不快なので見ていません。

最初は番組が面白くて笑って観ていた家族も、一人、二人と部屋に戻り、

結局は誰も観ない状態で 暫くテレビは放置されていることに気が付きました。

(皆、年越し間近でリビングに戻って来るのですが、

それまで部屋で 各自 思い思いのことを楽しんでいるみたいでした。)

 

◯先日、激辛のお好み焼きを食べる番組が放送されました。

辛い物好きを自認するタレントさんたちが出ておられましたが、

常軌を逸した辛さのオンパレードに リタイアする出演者が続出でした。

「内臓とか食道とか、病気になりそう…。」

と思いながら、観ていましたが、全員リタイアして正解だと思いました。

「激辛がお好きなら、個人レベルでチャレンジなさいませよ…。」

 

加害者教師を弁護する気はさらさらありませんが、

彼等の人間構成上、私は こういったテレビの影響はあると思います。

表現の自由は守られるべきだと思いますが、

倫理上、放送が公共のものとして適しているのか、

放送局はちゃんと考えて企画・放送しているのかな?

とも思います。

 

また、子どもたちが育つ頃、道徳倫理の授業は

時間割に設けられていても、授業としては行われない

といった 教育現場の実情もありました。

            (主要科目の補講的授業に充当されているようでした)

 

更に、息子が小学1年生の時に、担任の先生が 延べ5人(実人数3人)、

変わったことがありました。

発端は、担任のご懐妊で喜ばしいことではありましたが、

途中に入られた女性の先生が、ご挨拶もなく辞められました。

熱心な先生のような印象でしたが、保護者のある方から、

「先生間のイジメが原因で辞められたみたいよ。」

と情報が入ってきました。

その時は、「まさか…」という思いがありましたが、

今回の報道をみると、

「ここまで酷くなくても、イジメは先生の間にも存在するのかもしれない…」

 と思えてきてしまいます。

 

先生も人間なので、完璧な人はおられないでしょう。

テレビや教育現場での子どもへの影響も気になります。

それでも、人道に外れてまで、欲に惑わされてはならないと思います。

自分なりにきちんと取捨選択して 物事を捉える心眼を持たなければならないでしょう。

 

私利私欲に迷いそうになっても、正義や世の中の道を守るのが大事だ

と説かれた このいろは歌
少しばかりの心の緩み…油断から、私利私欲に迷う、

人とは 楽な方へと逃げてしまうような 心の弱い生き物です。
私も決して 心の強い生き物ではありませんが、

せめて、日頃から甘い誘惑には惑わされないように、

心を磨いて用心できる人になりたい。

 

 

            イメージ 2

 

 

の〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
                                                 おくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

 

    🌱のがるまじ所をかねて思ひきれ 時に到りて涼しかるべし🌱

 

                   どうしても、逃れることができない場面に遭遇した時には、

 

          日頃から思い切った決断をするのだと

 

            覚悟を決めておくと良い。

 

        この覚悟さえあれば まさかの時になっても、

 

             少しの未練もなく、

 

      清々しい気持ちでその瞬間を迎えることができる。

 

   実際に覚悟の要る場面が身近にあった 武士の平生の覚悟を諭した句。

 
          ー覚悟一つで、有事の対処も清々しいー

 

  
            イメージ 1

 

 

韓国との外交問題等が話題になる時、

“徴兵制度” という日本には無い軍事制度について耳にすることがあります。

朝鮮戦争は未だ終戦を迎えておらず、

大韓民国北朝朝鮮は休戦中ということらしいです。

アイドルや芸能人が兵役に服しているとか、

政治家や財閥の子息たちが徴兵逃れをしたというニュースで

韓国の軍事制度を私は知ることになりました。

 

戦争をしない…平和が保障されているとは表向きにはなっているけれど、

実のところ、現代の日本において、必ずしも 本当の意味で保障されているのか、

疑わしいような気がしてなりません。

 

自衛隊が災害現場等に派遣されて活躍している姿は

人道的支援の観点から 「素晴らしい活動をしているなぁ」

と私は思っているけれど、

海外の紛争現場で銃を持って活動している状況は、

「どうなんだろう?」と思ってしまう。

日本国の領土や国民を守るのが自衛隊の役目なのだから、

海外での活動は、邦人保護等ならば、まだ役目の範囲だと思うけれど、

国際貢献という役目が加味され、法律が改正され、

「本来の活動以外の作業も強いられているのではないかな?」

とニュースを見ながら 感じずにはられません。

唯一の原爆被爆国として、

世界に向けて発信することが日本の責務だと思うんだけどなぁ。。。

 

折しも、近所の知り合いの男の子が自衛隊に入隊しました。

彼は純粋に「人の役に立ちたい」という気持ちから決意したようです。

どういう任務を担っておられるかは知りませんが、

「どうか無事に任地から帰ってきてね」

と(母親目線的で)思わずにはいられない。

 

以前、広島市に帰省の途上 立ち寄り、

原爆や戦争について、見聞を広めた尚兄ぃと

太平洋戦争の当時のように、

赤紙徴兵とか届いたら嫌だな」

と話したことがあります。

彼の、そして母親としての本音です。

 

 

私たちはこの歌から 何を学ぶべきなのでしょうか?

 

 

本当の意味で、政治的なこと、外交的なこと、軍事的なことに

一人の大人として 明るくないのは恥かしいですが、

このいろは歌のように 覚悟一つで、有事の対処も清々しい とならぬよう、

子どもたちに 実際に覚悟の要る場面が身近に来ることがない世を望みたい。

 

一生懸命に生きる人も、

自堕落な生活を送る人も、

自暴自棄に陥っている人も、

時は平等に訪れます。

危機対策は疎かにしてはなりませんが、

このいろは歌より、

          

心頭滅却すれば火もまた涼し

 

の方が 私は好きなようです。

 

            イメージ 2

 

 

ゐ〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
                                                 のおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

 

    🌱亥にふして寅には起くとゆふ露の 身をいたづらにあらせじがため🌱

 

 

              昔からよく勉強する人は

 

          亥の刻(午後10時)に寝て、寅の刻(午前4時)に

 

             起きるような生活を送りなさい

 

              と昔の本にはあるようだが、

 

         これは、露のように儚いない自分自身の人生を

 

            無駄に過ごさせないためである。

 

             朝早く起きて、夜遅く休む…

 

                時間を惜しんで、

 

       自分ができることを全力で、毎日を勤めていくことが重要である。

 

 
 
             ー寸暇を惜しんで、各々 勤労せよー 

 

  
            イメージ 1

 

健やかな日々を過ごすためには、

1日8時間の睡眠が最適だ と何かで読んだ気がします。 

ところが。。。

中学生時代に変な習慣がついてしまった私は、
完全に夜型人間 です
 
四当五落…って言葉をご存知ですか?
私が受験生だった中学生の頃、
生徒の間で話題になった言葉で、
意味は、「4時間 睡眠を取って勉強した人は合格(当選)し、
     5時間 睡眠を取って勉強した人は不合格(落選)する」
といった言葉で、何ら根拠の無い内容が 級友たちが真しやかに拡散してーいました。

素直な(単純な…ともいう)私は、
その四当五落という言葉に踊らされて、
真面目に 4時間睡眠を励行していました。
記憶によると、この言葉を最初に発したのは
担任のMr.N 先生でした(とても面白い英語の先生。記憶に残る先生の一人)。
生徒たちに発破を掛けるべく、
少しでも努力なさい
と発された言葉だったことでしょう。
 
斯くして、私はこの習慣を 歳を重ねた現在も行うことがあります。
しかし、子どもを産み育てるうちに
成長ホルモン“ なるものが 年齢に関係なく出ていることを知りました。
子どもたちには、成長を促し、
私のような大人には、修復機能として 働いているのだそうです。
私…すっごく損してたんですね。。。 
いつでも、何処でも、寝れるのだけど
成長ホルモンが出る時間帯とかには寝れてないもんなぁ。

生活改善…ですわね。

 

            イメージ 2

 

 

う〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
                                                 ゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

 

    🌱憂かりける今の身こそは先の世と おもへばいまぞ後の世ならん🌱

 

           辛いことの多き現世のこの身の上は、

 

         前世になしたことの報いの結果であると思えば、

 

              今の世でなすことは、

 

           また後の世の姿となるであろう。 


 
         ー因果応報、今の世の行いを悔いなく、大切にー

 

 
            イメージ 1

 

痴呆症を患う実母(婆婆)は、病気の性質上、同じ話を何度もします。

 

そして、この間のこと…。

婆婆:「何かね、『あぁ、それ聞いた』、『また、同じ事を話してる』と

   前に誰かに言われて、腹が立ったことがあるのよね。」

と、同居している時に、昔のことを思い出した婆婆が話しました。

婆婆:「誰だったかなぁ。」

私 :「それは 私よ、きっと。」

当時の婆婆…40歳くらいかな…も、とても腹が立っていたようでしたが、

それが再燃!

ぶつくさ ぶつくさ…最近、言われます(∩´﹏`∩))

 

私 :「お母さん、ゴメンね。

   きっと、あの時のお母さん(婆婆)は疲れとったんだわ。

   因果応報、今、私が 子どもたちから言われとるし(^◇^;)。

 

当時を省みて、謝りますが、何度も何度も 叱られます。

あぁ、自白しなきゃ良かったかもなぁ。。。

 

 

            イメージ 2

 

む〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねなら 
                                                    うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

 

    🌱昔より 道ならずして 驕る身の 天のせめにし あはざるはなし🌱

 

 
           昔から人の道に外れて、奢り高ぶった者で

 

           天からの責め…天罰を受けなかった者はいない。

 

             きちんと正道を歩み、驕ることなく、

 

        神様を敬って、また人の世の教えを守って生きていきなさい。
     


 
               ー汝、驕ることなかれー

 

  
            イメージ 1

 

娘が中2の頃、とても悩んでいる様子でした。

   実ぃ:「クラスで権力のある子に悪口言われているんだ。」

と。


実ぃの「何についての悪口」を「誰」が言っているのか聞いてみると、

どうも、実ぃが部活動に入らず、

「学校外のオーケストラに入っていることを自慢している」

という憶測からの悪口だった。


残念なのが、小学校で一緒に部活動をしていた女の子(Kちゃん)が

クラスの何人かに話していること。

仲の良いお友達にはオケの話もしていると、

中1の時には話してくれていたが、

あのキャラキャラおしゃべりする実ぃが

「今のクラスでは大人しくするようにしている」

というから、結構 堪えているように思います。
          

「で、クラスで権力のある子(Kちゃん)は、何で権力があるん?」

と尋ねると、評議員(クラス委員)でもないし、ただ≪態度がデカイ≫のだそうな…。

                              (実ぃ談 ^^;)
 
また掃除中に、「実ぃちゃんの机、何でこんなに重いん?」

と机を運んでいた女の子が言っているのを聞きつけて、

机の中身を全部出し、

カバーを懸けてあった朝読書用の本が『楽譜の読み方』であったことを確認すると、

Kちゃんは「ふ~ん」と言って立ち去ったそうな…。
   実ぃ:「また何か言われるんだろうな…と思う。」

平日の学校と 週末のオーケストラとメリハリを付けて生活している実ぃ。

実ぃ曰く、「決して自慢したことはない!」らしいが、

小学校の管弦楽部からの知り合いであるKちゃんは、

実ぃの動向が気になっているのかもしれない。

かくいう彼女も隣市のFジュニアオケに入って頑張っているそうなので、

もしかしてライバル視されているのかな?(まさか…ね)


音楽やチェロに興味を持って生活するのは、実ぃにとって至極当然のこと。

でも自分の集団の外から別な集団の話…とりわけ美点が聞こえてくると

良くは思わない人も中には出てくるわよ。

 

クラスで要らぬトラブルを呼び込まないように、

もう少し音楽以外のことにも興味を持って生活してはどう?           

自分と所属オーケストラは特別なものではなく、

自分の中では≪音楽修業中の身≫なのだ と自覚して生活したら、

こういうトラブルは減るように思うと 私は実ぃに伝えました。

 


自分の与えられた場所で、謙虚に直向きに努力する実ぃの姿は

今も昔も 変わっていないように思います(*^-^*)

 

            イメージ 2

 

 

 

ら〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねな  む
              うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

 

f:id:Hiroshounami:20191003013942j:plain

ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)

 

     🌱楽も苦も時過ぎぬれば跡もなし 世に残る名を ただ思ふべし🌱

 

           私たちが感じている  ”楽”  や  ”苦”
 
           この感覚は、永遠に続くものではなく、

 

             時が過ぎてみれば 跡形もない。

 

                困難にうち耐えて、

 

            世の為に身を粉にして尽くせよ。

 

 
          奮起して努力することが必要であるー

 

  
            イメージ 1

 

以前、銀行で社内向け広報の仕事を一人で~上司なし、部下なし~していた時のこと。

「銀行に就職したのに、金融の仕事ではなくて、どうして この仕事?」

と、悩んでいたことがありました。

 

おまけに作業場の環境は、劣悪ではなかったものの、

お世辞にも”良好”とはとても言い難いものでした。

取材のために、早朝…午前4時に仕事場から取材先に出向いたり、

窓一つない部屋で、取材後の記事を書き、

夜9時まで、編集作業を経て、発注手配まで…。

変則的な生活とプレッシャー、

朝なのか、昼なのか、夜なのか…陽の光を浴びない作業が

目眩(自律神経の変調)という症状を私にもたらしていました。


「金融の勉強をしてきたのに、どうして…」

入社2年目の女子行員として、同期の女の子と一緒に たまには

定時退社して、お茶したり、ショッピングもしてみたいのに…

他のオジサン行員と同様の行動パターンになっているのも×××

…と当時は思っていました。

私にとって、「苦」 と感じる時間だったのです。

 

ある時・・・、

同じ総合企画部でヨット仲間だった 上司K氏(直属の上司ではない)に

辛い胸の内を吐露したことがあります。すると、

  K氏:「お前なぁ、総合職で入行したんだから、

       一般職の行員とは違う道を歩くことは覚悟してなかったのか?」

  私 :「でも他の総合職採用の女子行員は、2年目でも融資課や預金課だし。」

  K氏:「みんな、お前のように本部で働きたいと思ってるのに、

      まだ現場なんだぞ。」

   私 :「でも金融の仕事じゃないし…。」

   K氏:「俺たちが入行したころは、その年で総合職なんて考えられなかったぞ。

       今でこそ、総企にいるが、ここに来るまで何年かかってると思う?

       15年かかってるんだぞ。」

   私 :「 ・・・ 」

 言葉の出ない私に K氏は

   K氏:「一人で孤軍奮闘しなければならない…なんて思うな。

      実際の仕事はお前だけしかできないが、

      校正の手伝いくらいは俺にもできるぞ。

      手が足らないときは部長に自分から相談してみろ。

      それに、 自分が仕事した成果を形に残せるなんて、

      俺からすれば、羨ましいくらいだぞ。」

とK氏は笑顔で応えてくれました。


形に残る仕事 残らない仕事 …そんな仕事の捉え方をしたこともなかったし、

 

      私の仕事を "羨ましい”と言う人もいるんだ。

 

曇っていた視界が少し晴れた瞬間でした。


相変わらず、窓のない部屋で、早朝からの取材や夜遅くまでの作業は続きましたが、

以前のように もう目眩がすることもなく、辛いとも思わなくなりました。


会社の仕事でしたから、3年後、部内異動により、

私は自分の望んでいた総合企画部の収益管理室に配属になりました。

そこでの仕事は銀行全体の収支の動きを追ったり、

大蔵省(現 財務省)・日本銀行への報告書の作成、

有価証券報告書の作成の手伝いなど。

「金融の仕事」を日々、実感できるようなものでした。


上司のK氏にとっては、部下との何気ない会話だったかもしれません。
でも、私にとっては  ”苦→楽” と大きく意識が変わるきっかけになりました。

奮起 という言葉ほど強い心の変化ではなかったかもしれませんが、

やる気が芽生えたのも事実だし、仕事がどんどん楽しくなりました。

 

どうやら、自分は 気持ちの持ちようで大きく変われる生き物なんだ と思います。

だから ”人間” なんだと思います。


震災や台風で被災し、困苦に苛まれている人々にとって、

今の状況は簡単に振り払われない困難なんだと思います。

被災された皆さんが 一日でも早く、一人でも多く,

「生きることに奮起できる」ように  

「元気・楽しさを取り戻せる」ように、

私は手を差し伸べ続けたいと思います。

 

            イメージ 2

 

          
後日談。

C常務から 「どうして総企の広報になったと思う?」 と尋ねられました。

 

正直なところ、同期入行 大卒50名は、私より優秀なの人ばかりでしたから、

選ばれたというよりは、 「金融向けではないのかも」 と思っていました。

そのことを申し上げると、「気にしてたんだってな。」と笑っておられました。

 

常務のお話によると、新入行員研修の時、まじめに日記を書いていたのが、

人事部の目に止まったらしい。

 

「良い点は学び、悪い点を反省する。提案があれば、自分の言葉で 文章にする。

 真面目である。与えられたスペースを有効活用できる。」

 

…そんな点から広報の仕事をさせてみたい、と判断されたようです。

私個人としては、講義をノートにまとめた延長だったような記憶だったのだけど、

確かに紙面は文字や下手な絵や図で埋まっていたような…。

どこで何を評価されているか分からないものです(*^ ^*)