け〜郷中教育〜
賢い人を用い、愚かな人を退けて、
良い政治をすると言う人が
必ずその通り実行できたら
誠に感心なものである 。
(だが、実行はなかなか難しい)
ー 人の長所を見極める目と、適材適所の配置を心掛けよ ー
今回のいろは歌は、
人の上に立つ者であれば、人柄や才能をできるだけ公平に見る目を養うべきである
という内容です。
あまり人の上に立ったという意識はないので、
私の動向には影響は無かったと思いますが、
やはり、仕事をしていれば、特に必要な配慮であると思います。
就職試験で尚兄ぃが経験したことを挙げれば、
採用枠3に対して、実務経験者2人、縁故採用1人
という結果もありました。
。。。今時 縁故採用って…思います
(当事者がSNSに「市会議員のオジのおかげで合格しました」と、
一時的に書いたもので分かりましたが、直ぐに抹消されたようです)。
SNSに書く方も書く方ですが、この公平性のない採用試験には憤りを覚えます。
当該 採用試験の交通費(往復の航空運賃)、宿泊代、
結果発表当日の交通費と宿泊費…
近県の試験ではなかったので、結構な費用が掛かったように思います。
でも、問題は費用ではなく、採用側の姿勢です。
試験を行った側は、昔から「《縁故採用》だから、受験しても無駄だよ」
という評判が絶えないところだったようです。
まぁ、そういう所を ある程度 承知で受験したのだから、
仕方が無かったと思いますが、
それでも、縁故採用をするならば、募集をしなきゃ良いのにとも思います。
(でも、それでは体面が保たれないのでしょうね)
そういえば、私が金融関係に就職した時にも
O君:「ウチの親父が支店長なんよ。」
Hさん:「私のお父さん、支店長なの。」
という声もありましたね。もう◯十年前の話ですが…。
採用人数も多かったから、会社のお偉いさんの縁故ばかりではなく、
取引先の子弟もおられたように思います。
たとえ、縁故採用でも、結果、優秀な人材もたくさんいましたので、
採用側としては、良い仕事をされた年度だったように思います。
ただ、未だ現場で頑張っている同僚の話を聴くと、
「何故、あの人があのポジションに?」
と疑問を呈するケースも最近ではあるようでした。
人にはそれぞれ、得手不得手があります。
ある部門では優れた能力を発揮できたとしても、
他部門では難ありというケースもあるでしょう。
仕事はできても、倫理的に一緒に働きたくない
と同僚に思われている人もいるでしょう。
総括して、社員・職員を平等な目で見て、適材適所に各々を配置していく…
人事の仕事は容易くはない…寧ろ、難しいと思います。
人に優劣をつけるのではなく、
長所を見る目を養っていくことの重要性を胸に刻んで行動して欲しいです。