る〜郷中教育〜
🌱流通すと 貴人や君が 物語り はじめて聞ける 顔もちぞよき🌱
目上の人がいろいろ話してくれることは、
たとえ既に聞いた事のある話であっても
初めて聞くような面持ちで
熱心に聞くことが良い。
― 決して「既知の話」と言葉に出したり、顔に出したりしない。 ―
年寄りと同居していると
「あー、知ってる、知ってる。」
「またその話。」
と言いたくなることがよくあります。
相手が呆けている場合、
否定してはいけない…と言います。
以前に 主人の母…義母さん(義母は呆けてはおりません)と同居していた時は
嫁の私は頷きオババでした(^^)
痴呆症を患う実母(婆婆)は、
病気の性質上、同じことを何度も口にします。
そして、話す内容も 思い出し、考え出しで…。
婆婆:「女学校の頃、H先生に『そんなことも分からんのか?!』って
言われて 悔しかったのよね」
と、昔のことを思い出した婆婆が何度も同じ話題を行ったり来たり話し出しました。
ニコニコして頷くひろ☆★。
微妙な表情に変わってくる尚兄ぃ。
あからさまに困惑の表情の実ぃ。
三人三様ではありますが、
そろそろ限界かも…と思っていると、
私よりも先に尚兄ぃが口を開きました。
尚樹兄ぃ:「おばあちゃん、ちょっとごめんね🙏
今、話してる内容ね、もう僕が気が付いて
数え始めてから 7回目。」
婆婆 :「およおよ…。そうね…。気になってたんだろうね。」
「知ってる、知ってる」と言いたくはなかったですが、
さすがに聴き手にも限界があります(;゜∇゜)
婆婆との場合は 特例かもしれませんが、
姿勢としては、
やはり、熱心に、聴き上手な相手になりたいものです。