SA-CHiN☆★☆の ケ・セラ・セラ日記 plus

しっかり者のHIRO☆★ と 尚兄ぃ&実ぃの成長、ちゃらんぽらんなSA-CHiN★☆の記録

な〜郷中教育〜

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つね  らむ
               ゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす
 

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ごじゅきょういっ・・・郷中教育(ちょいと昔の、田舎の子育て事情)
 
     🌱名を今に残し置ける人もひと こころも心 何かをとらむ🌱

 

          後の世に名を残した”偉人”と称される人も

 

            私たちと同じ ”人”であって

 

           私たちと違いがあるわけではない。

 

              心にしても、同じだから、

 

          私たちが到底及ばないと卑下することはない。

 

               (日新公の自戒の歌であるとともに励ましの言葉)

 

      ー勇気を出して奮起して頑張ることが必要であり、大事であるー

 

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東北震災の翌日、娘 実ぃの所属する小学校の管弦楽部は

定期演奏会が予定されていました。

多くの尊い命を奪った未曾有の震災の影響は 私たちの地域にも及び、

催し会場に予定していたホールは安全が確認できるまで
使用が禁止となり、自ずと定演は中止となりました。

 

その中止の知らせに、朝食を目の前にして実ぃはうなだれ、涙を落としていました。

この定期演奏会…娘たち6年生にとっては部活動の卒業式のようなもので、

下級生にとっても、一年の集大成となるものでした。

今年は例年よりも好成績だっただけに、開催してあげたいと思いました。

 

後日開かれた部活の保護者会にて

「6年生にとって、定演は管弦の卒業式みたいなもので、

 諸般の事情が許せば、開催してあげたい。」

と私は個人的意見を述べました。

それが妥当なのかどうなのか 分かりませんでしたが、

校長先生をはじめとする学校側は 眉間にシワを寄せていました。

無理もありません。

 

震災当日、体育館で卒業式予行演習をしていた まさにその時、

バスケットボールのゴールがガタガタと音を立てて軋み

所在無げに 天井のライトが ゆらゆらと揺れたそうです。

実ぃは恐ろしさから 泣いてしまったそうです。

 

余震の続く中での 定期演奏会の開催はどうだろうか?

体育館での安全確保、

万一に備えた観客や部員…全員の避難誘導、

子どもたちの余震を含む地震への恐怖…

 

6年生には今回限りの定期演奏会だけど、

下級生にとっては、まだチャンスがある。

命の危険を犯して実施する必要があるのか…

 

と思ったお母さん方もおられたはず。。。。

 

更に数日後…
校長先生が「私が責任を負います」と
体育館での開催を許可してくださったとの報が入りました。

子どもたちの思いを考え、許可してくださったのでしょう。

予定外の開催に、参加できない保護者もいらっしゃるのでしょうが、

その分まで 微力ながらお手伝いできれば…と思いました。

学校、部活の保護者会で 有事への対策、対処を練り、
なんとか無事に開催することができました。
学校が、部員や保護者が、観客が それぞれの立場で
勇気を出して、奮起して、頑張った結果の開催だったと思います。
 

自分のできる時に、できる場所で、できるだけのことを

 

自分の行動規範として 更に私の心に 深く刻まれた出来事でした。

 

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