読書記録・・・２００７年 ３月 ５日分

TYTLE

『ジャックせんせいのおどろ木』

　　コード：ISBN4-924330-29-9 C8798 P2000E
　　作　者：ブライアン＆レベッカ・ワイルドスミス
　　挿　絵：ブライアン＆レベッカ・ワイルドスミス
　　翻　訳：曽野　綾子
　　出版社：太平社

　　参　考：イギリスの童話『ジャックと豆の木』

　　読書クラス：４－４
　　所要時間　：１０分程度

STORY・感想・子どもたちの反応
　　―Story―

野菜を育てるのが大好きなジャック先生。自慢の研究室でいろいろな薬を混ぜ合わせ、

　　　育ちの遅い野菜の種の上にかけてみました。すると次の日、巨大な芽が出てきて
　　　空高くのびてゆきました。それは宇宙にまでのびていき…。
　　　戦闘機はこの植物“おどろ木”をやっつけようとしますが、“おどろ木”はもの凄い
　　　勢いで宇宙へと伸びていきます。そしてもっと恐ろしいことに、見たこともない宇宙の
　　　怪物が“おどろ木”を伝って降りてこようとしている…。
　　　人々は、うろたえ、途方に暮れました。
　　　あの怪物は…。
　　　そして地球は…。

―感想―

『ジャックと豆の木』とベースは似ているけど、現代の様子を織り交ぜているお話。

　　　現場に野次馬や消防隊、テレビ局が来るあたりは、今の日本でもよく見られる光景。
　　　戦闘機の攻撃、宇宙怪物の登場はウルトラマンさながら。
　　　幼児向けの絵本にしては、”オゾン層”が登場するなど、難しい感じを覚えますが、
　　　ジャック先生が最後に野菜に実験の手を加えず自然に育てたところには、現代に
　　　生きる私たちに対して、”未来への警告”を与えているのではないかしら…。

　　―子ども達の反応―
　　　美大卒のブライアンの描く絵の鮮明さ・奇抜さに、先ず目が輝きました。
　　　ウルトラマンこそ出てきませんが、宇宙怪獣や応戦する戦闘機が出てくる場面では、
　　　男の子たちの目が輝いていました。
　　　結局、地球と環境を守ったのは自然の中で生きる小動物たちだったことが分かった
　　　瞬間、子どもたちの中から”安堵の溜息”が聞こえてきました。結末が心配だった
　　　ようです(^^)。

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宇宙人のカレンダーは、
　　　　素材屋ロロ’s（ブログアクセサリー・wiki）
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