SA-CHiN☆★☆の ケ・セラ・セラ日記 plus

しっかり者のHIRO☆★ と 尚兄ぃ&実ぃの成長、ちゃらんぽらんなSA-CHiN★☆の記録

読書記録・・・2007年6月11日分

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TYTLE


『チビねずくんのなが~いよる』


  コード:ISBN-4591065790
  作 者:ダイアン・ヘンドリー
  挿 絵:ジェーン・チャップマン
  翻 訳:くぼしまりお
  出版社:ポプラ社

  読書クラス:4-2
  所要時間 :15分程度



  構成・感想・子どもたちの反応

    ―構成―
     風の強い夜、こわがりやのチビねずくんは、怖くてなかなか眠れません。
     小さな音…風の音、枝が窓に当たる音、フクロウの泣き声、雨漏りの音…に震えて、
     チビねずくんは、やさしいオオねずくんを起こしてばかり・・・。
     チビねずくんが寝付く頃には・・・眠れない二匹のねずみのながーい夜のお話。


    ―感想―
     優しいタッチの絵、チビねずくんは、些細な音にも怖がりますが、その様さえも
     愛らしくい。ベッドに入ったものの、聞こえてくる音に想像が膨らみ、チビねず
     くんは眠れない。恐ろしげなものに感じられる音を聞いては、おおねずくんに
     「一緒に寝てもいい?」
     とおねだり。チビねずくんは、なにかと理由をつけては、おおねずくんと一緒に
     寝ようとするのですが、なかなか「おいで」と言ってもらえない。何度目かで、
     やっと一緒に寝る事になるが、それまでなんとか自分を納得させようとしたり、
     音に震えたり。その様は、
        チビねずくん=小さな子ども。
        おおねずくん=お母さんとか誰か、自分を守ってくれる存在
               (二匹の設定は兄弟?)。
     絵がすごく可愛いらしい。読み終わった後は、のんびり&ほのぼの。


    ―子ども達の反応―
     読み聞かせ対象が4年生だったので、内容が少々幼い感じと思いましたが、
     これまで自分たちが面倒を見てもらった立場(3年生)から、
     下級生を世話する上級生(4年生)になって、
     双方の立場が理解できるようになった機会に
     ”人を思いやる気持ち”を伝えたくて選択しました。
     子どもたちには、「ポツン、ピチャン、ポツン」…等の効果音で参加して
     もらいました。意外とノリが良かったです(^^)。


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参考作品:『チビねずくんのあつーいいちにち』